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その問題行動!社会化が関係している!?
  • 投稿日 2021年5月7日
犬の気持ちってどんな感じ? 候補

犬の「社会化」や「社会化期」。

犬を飼っている方なら一度は耳にしたことがある言葉かもしれません。

しかし本当は、犬と接する誰もが深く理解をしていて欲しい言葉なのです!!

なぜなら、社会化は犬が幸せに暮らしていくためのパスポートのようなもの。

多くの犬の「問題行動」は社会化不足によって招かれていると言っても過言ではありません。

「社会化期」という期間を指定したネーミングから、社会化は社会化期に完了されるもの、と思っている方も多いようですが、そんなことはありません!

今回は「社会化」自体に焦点を当てて考えてみましょう。

そもそも社会化って?

社会化というのは、犬が自分の生きている社会に適応することを指します。

こう聞くと抽象的で分かりづらいですね…。

少し考えてみましょう!

犬が生きる社会とは、どんな社会でしょうか?

例えば…家庭犬の生活の中には、人との関りは欠かせませんね。

共に暮らす上では、コミュニケーションが必要になります。

また外に出ると、見知らぬ人や見知らぬ犬、車や自転車、電車、騒音など、避けることのできないものが沢山あります。

ワクチンの接種や健康管理のために病院も行かなくてはなりません。

病院に行くために、車に乗る必要がある場合も多いのではないでしょうか。

挙げ始めるとキリがありませんが、このように生活をする上で避けられないもの全てが犬にとっての「社会」にあたります。

そして、社会化とは犬がこれら全てを「なんてことないもの」と認識できるようにしてあげるということです。

社会化が十分である犬というのは、私たち同様これらのものに対し警戒や恐怖を抱きづらいです。

 

社会化期間は大チャンス!

生後4週ごろから始まり、12週ごろまで続くとされる社会化期。

この期間に触れ合ったものはその犬にとって、「自分の周りに当然のように存在するもの」として社会化されます。

子犬のキャパシティの初期設定が簡単にできるボーナス期間なのです。

動物行動学博士であるイアン・ダンバーは、

子犬が3か月になるまでに「100人の人と100頭の犬」と触れ合わせるべき

としています。

しかし、日本では子犬の最後のワクチン接種が完了するまでは外出を控えるよう指導されることがほとんどです。

そのため子犬は社会化期の大半を刺激の少ない家の中で過ごすことになります。

これでは社会化が十分とは言えません。

日本に問題行動を抱える犬が多いのは、社会化期間の経験不足が大いに関係していると考えられます。

もちろん、免疫の弱い子犬期のうちは感染症の対策は重要です。

それと同様に、犬の将来を左右する社会化期の経験もとっても重要!

ペット先進国のイギリスを筆頭に、ヨーロッパでは社会化の重要性が広く知れわたっているため動物病院などでパピーパーティが盛んに行われています。

 

社会化が不足するとどうなる?

皆さんは、道路を走る車を見て恐怖でいっぱいになることはありますか?

交通ルールを守り走行している車に対して、歩道から「来ないで!!あっち行け!!!」と叫ぶことはありませんよね。

それは、私たちにとって道路を走る車は「なんてことないもの」と認識しているからです。

しかし、江戸時代からタイムスリップしてきたお侍さんはもしかしたら、車に対して刀を抜くかもしれません!

車に対する社会化が不足している犬も同様。

車を警戒の対象と見て、自分から遠ざけようと吠える。突進する。震える。フリーズする。

などの行動がみられるようになります。

 

問題行動に発展

もちろん、全ての問題行動が社会化不足だけによるものではありません。

しかし、社会化が不十分だと、犬にとって警戒の対象が多く生きづらい暮らしを強いることになってしまいます。

警戒は吠えや攻撃などの行動に繋がります。

それが一度ならば良いですが、常習化してしまうケースが殆どです。

(これには犬の学習が関わっているのですが、そのお話はまた次回!)

そして生きづらさは犬に大きなストレスを与え、様々な余裕を奪ってしまいます。

余裕がない状態というのはどうしても情緒が不安定になり、自分を守るために攻撃的な行動が増えたりします。

私たちも余裕がないと、いつもなら気にならないことに腹を立てたり、衝動的に行動してしまったりしますよね…。

犬も同じなのです。

飼い主さんが迷惑がる犬の行動の裏には、いつもメッセージが隠されているはずです。

 

楽しい方がいい!社会化しよう!

社会化期の子犬はもちろん、社会化期を過ぎた犬でも、社会化トレーニングをすることは可能です。

残念ながら、「そのうち慣れる」ことに期待してはいけません。

放っておいて慣れるなら、問題行動を抱える犬は存在しないはずです。

犬の幸せを願うなら、まずは社会化から!

オトナの社会化トレーニングは少しだけ注意することが多いので、行動に関する専門家の指示のもと行ってくださいね。

もちろんDoggy mindでも、承っております!

お悩みの方はお気軽にご相談ください^^


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